ま~ぶる

カメラロール-2402

改装の様子がだいぶん空いてしまいました。
着々と仕上げが進んでおります(あいかわらずゆっくりと!)。

壁を塗るとがらっと変わってきます。
自分たちの改装ではメインに漆喰を使っています。
もともと土壁の部分が多かったのもありますが、自分で塗る分にはお安くつくからです。
なによりも自然なものは場所を変えてくれます。

今回はマーブル模様にしてみました。
普通の白色と顔料を加えた黄色をほどよく組み合わせながら模様を作っていきます。
そうまるで絵画のよう・・・。

カメラロール-2403

こちらは縁側ぶぶん。塗りたてなので、色が立っていますが、乾くと落ち着いた色になります。

カメラロール-2336

うちにやってきた大理石タイルを柱に貼ってみました。
結果的にですが、マーブル模様とよく合いますね。

改装の合間にいろいろなところから素材を頂きまして、こうやって形作っています。
もともとこんなにも時間がかかるつもりもなかったし、
ここまでこだわることが出来るとも思っていなかった改装ですが。
終盤になるにつれて感じること。

自分の頭のなかだけでコネコネ考えるよりも、
自分の体を使ってやってみて感じる。
そうやってみて始めて分かることがたくさんある。

チカクすることでタイカンし、リカイする。

もちろん、なんでも自分で出来るわけではないし、
プロの仕事はやはりすごいものがある。
限られた予算と時間の中での仕事はひきしまる。

ただ無条件に人任せにするのではなく、衣食住にまつわる生活に密着したものをどれかひとつでも、
根っこの部分から紐解いて、自分の手で紡ぎなおしていく。
ある種の時間とか資本主義の底にあるお金とかを考えなおすきっかけにもなる。
そんな過程の中にこそ、新しい路が開けて来るんじゃないかと思うのです。
声高に批判するわけでもなく、ただ感情を押し殺して自分の意志を隠すわけでもなく、
より中庸な道を。

そうそれは実験みたいなもの。
TRY AND ERROR

ようするに自分は学生の時からず~っと実験をしているんだと思う。

なんでもかんでも分業、分業。
売る人と買う人。
こちら側とあちら側。

そんなボーダーラインは人間が作ったもので・・・。
そのライン際に片足をかけながら、鼻歌を歌っていたいものです。