防空壕部屋つくり1

解体していたときに出てきた防空壕

どう使うか色々考えたり、はたしてそのまま使えるのか・・・。

幸いなことに、漏水もほとんどなく、問題となるのは温度差による結露でした。

ゼネコンの人や色々な人に相談した結果、レンガ+モルタルで出来たもともとの空間の

内側にもうひとつ壁を作ってあげることにしました。

本格的な工事となると、防水処理やコンクリート造の壁など

DIYレベルでは難しいしコストもかかる。

そこで考えたのはブロックで基礎を立ち上げて、壁面は無垢木で造作。

そして、床面は土間の増打ち。

完璧ではないけれど、様子を見ながらメンテナンスが出来るように作ります。

ちょこちょこ手を入れながらやっていくつもりです。

 

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まずは、基礎部分の立ち上げブロック積。ここを参考にしました。

1.まずは、既存の床面のレベルをみる。

2.だいたいのブロックを置く位置(完成の壁面)をチョークなどでひく。

3.ブロックを仮置きして、アンカーを入れる穴の位置にスプレーで印をひく。

(アンカーは既存の床面に打つ鉄筋の杭のようなものです。新しく置くブロックと

床を丈夫にくっつける役割を果たします。)

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4.ブロックをはずして、アンカーを打ちます(↑)。差筋アンカーといって、下穴をあけて棒を差し込んで、頭を金づちでたたくと、打ちこまれた先の部分がパカッと開いて抜けなくなる優れもの。

~これで下準備完了~

5.ブロックを積んでいきます。ポイントは床のレベル(高さ)が高いところから置いていきます。低いところはモルタルを余分に積んで、うまいこと水平になるように積んでいきます。

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6.モルタルを練りつつやるのでかなりの重労働。

水平器やら棒を駆使して全体が水平になるようにします。

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ここまで来るとブロック積みに慣れてきた。

モルタルの堅さ(モルタル=砂+セメントと水の割合)もなんとなく勘で分かるようになってきた。

このあと、養生した後、囲われたところにコンクリートを打ちます。

へ続く・・・。