そこは白銀の世界

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この写真は2月5日の京都市内。

とはいっても、こんな白銀の世界は市内から40分車を走らせたところにあるたま茶農園。

事務作業の手をとめて、ゴハンがてら様子見へ。

たま茶農園(仮)は国道から少し入ったところにあるので、

その周辺に比べても雪がまだ積もっていました。

春からどんなものを植えるかというプランを考えていると途中から、大粒の雪が・・・。

この寒さが土地の力の源なのかなと感じさせられる一日でした。

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たま茶農園ではハーブはもちろん、
自分たちが食べるものをできるだけ自給できたらいいなと思って、
去年からご縁があってはじめています。

地元の方に話を聞くと、2月いっぱいくらいまではこんな様子みたいのなので、
残っていた冬野菜を1株以外はだいたい引き揚げてきました。その一株はタネ取り用!
この様子だと、もう少し雪国にあいそうな野菜も考えてもいいかも知れません。

こんな状態でも、雪をはらってやると、エンドウ、そら豆、水菜、玉ねぎ、小麦、苺etcは
着々と春を待ちかねながら元気にしていました。緑肥用(土を肥や してくれる植物たち)の
エンバク、イタリアンライグラス、赤クローバー、クリムソンクローバー、ライ麦たちなんかは
もう雪なんてどこふく風。シャキッとしていました。

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種はできるだけ在来種(昔からあるもの)のものを使うようにしていて、
購入したものもあれば友人や知人に譲って頂いたものもあります。

これを店先農園(ただの軒先)やプロで農業をしている友人に託して苗づくりを今の時期から
少しずつスタートをしています。

遺伝子組換えの問題が問われ、一気に注目されたタネ(大豆とかが一番有名)ですが、
個人的には、あれは一部の企業がその特性を使って利潤を生んでいることが問題なのだと思います。
品種改良は、とても大切で交配ということと、遺伝子操作がごっちゃになっているお話をよく聞きます。
とにかく、ある分野ではとても有効な手段だと思うのです。
世界の人口爆発に対する食料問題や、不毛地で作物が育ちにくい土地などには特に。

もちろん、日本はとても土地が豊かな場所なのでそのような問題は起こることは少ないですし、
小規模で作物を作る場合は、在来種の方に利点があるようです。
(F1種というのはタネを採れないので、毎年購入する必要がある)

昔ながらの種の保存という文脈での活動が増えてきていることに賛成ですし、
我々もできるだけそういう選択をしたいと思います。
畑仲間とタネを交換するのもとても楽しいですし、ひとつひとつに植物のモノガタリを知ることがとてもワクワクします。

少しかたいお話でしたが、
今年はBLOGにここでの様子や植物のお話も詳しくお伝えしようと思っています!
この農園につながる企画も考えています!!お楽しみに!!

※遺伝子組換え作物に対しての補足
体への影響も危惧されますが、自然の中で行われる交配の際に生じる突然変異やその類似のものが体に及ぼす影響と
問題とされている遺伝子組み換えによってできた植物が体に及ぼす影響。
それぞれの科学的な検証はまだまだ不確定なところがあります。
ここの判断は何を信頼するかという問題なので今の段階で判断するのは???というのが今の考えです。