カフェインレスではじめる朝の静かな習慣|“わたし”に戻る一杯のハーブティー

昔から、何度も挑戦しては
挫折をくり返してきた早起き。

あわただしい日々のなかでは、
なかなか見いだせない
自分だけの静かな時間が、
そこにはある。

不思議なことに、旅先では
そんな時間がふっと手の中に舞い込む。
まるで、小さなギフトのように。
ささやかだけれど、確かな多幸感。

その記憶と、静かに向き合ってみる。

まだ誰でもない “じぶん” でいられる朝。
夜の名残がほんのすこしだけ
空に漂っているような、やわらかな光。
カーテンの隙間から差し込む明かりに気づき、
ゆっくりと身を起こす。

慌ただしい一日に気づかれないよう、
こっそりと動きたくなる時間。

そんなとき、小さなやかんに水を注ぎ、
静かに、お湯を沸かす。

まだ誰かの妻でも、父でも、
職業人でもない、
ただの “わたし” に戻るために。

ハーブとともに始める朝の文化

ノンカフェインというのも、
ハーブティーのひとつの魅力。
だから夜に飲むというのは、
自然な流れなのかもしれません。

そんな中で、朝にハーブティーを選ぶのは、
体を目覚めさせるというよりも、
心の奥深くから「今日のわたし」に
あいさつをするような感覚。

まだ外の世界に触れていない、
いちばん繊細で素直な時間帯にこそ、
やさしく、それでいて芯のあるブレンドを。

目覚めに寄り添うたま茶のブレンドたち

ばら色の日々 ピンクとレッド、二種類のバラが織りなす香り高いブレンド。カップを口に近づけた瞬間、ふっと背筋がのびるような凛とした空気が流れます。ほんのりとした酸味が心地よく、甘いお菓子と合わせる朝にも、ゆるやかに集中を高めたい仕事前にも、そっと寄り添ってくれる存在です。冷やしても美しく、夏のガラスのカップが似合います。
赤い大地のちから
ルイボスをベースに、ジンジャーやシナモンがほんのりと香るブレンド。ゆっくりとした温度感で、身体の内側から目覚めるような。ちょっと冷える季節にも、朝、キッチンからの湯気が部屋を満たしていく時間に似合います。わたしの中の「火」もやさしく灯してくれるような一杯。チャイにアレンジもOK。
金色のきらめき
南米の陽射しを思わせるようなマテの深みと、ジンジャーやフェンネルのあたたかな香りが、からだをそっと目覚めさせてくれるブレンド。まだまぶたが重い朝、カップを手にとれば、金色の液体が内側からリズムを整えてくれるような感覚に包まれます。仕事の合間にも、身体を動かす前のウォームアップとしてもおすすめです

飲み方は“わたし”との対話

ハーブティーの選び方に
「こうでなければならない」という決まりはありません。

体調や状況によって
気になることがあれば、
かかりつけのお医者さんに相談するのも
ひとつの選択肢。

でも、いちばん大切なのは、
“今のわたしにとって心地いいかどうか”
静かに問いかけてみること。

毎朝は同じように見えて、
実はまったく違う一日。

その日その時の自分に寄り添うお茶を、
ゆっくりと見つけていく。
それもまた、旅のような、ちいさな時間です。

一杯のお茶から、わたしへ戻る道

“朝のお茶” は、
単なる習慣ではなく、
本当の自分にそっと戻っていくための
入口になるかもしれません。

湯気に耳をすませながら、深く呼吸をし、
まだ誰のためでもない、
わたしだけの時間を慈しむ。

たま茶のブレンドが、
そんな朝の風景の一部になれたら嬉しいです。


たま茶のオリジナルブレンド