みんなが壁をぬってくれてたこの日。
どうしても壁に入れ込みたいものがありまして。
その下地作りをしていました。
入れたいものとはこれです。
この日のために作ってたものではないのですが、以前働いてた吹きガラスのガラス工房で
ついでに作っていいよと言ってもらえたので、
「え、ほんとに、いいんですか!ワアイ作ります!」
と、お言葉に甘えさせてもらい製作したものです。
丸い平たいベースの部分は吹きガラスで作られています。ステンドグラスでよく使われますが
それをロンデルといいます。
ロンデル部分は自分で吹いてませんが、丸い板状になったガラスに好きなガラスのパーツを並べて
後は窯で焼いてもらって冷まして完成です。
これはトイレの上の壁に、
中に電気がついたらステンドみたいに透けて綺麗だろうなと思いつきました。
電気の線がうねっと通ってる辺りにいれます。
でも問題が。石膏ボードの壁って間柱という90mm厚の木の柱が真ん中にあって、そこに表と裏からボードを張るもの。
つまり真ん中に奥行き90mmくらいの空洞があるのです。写真はトイレ外側の石膏ボードを外した状態のものです。
両側から丸い穴を開けたところで7mmくらいの厚みしかないガラス、
空洞の部分どうやって埋めればいいのか・・・。
そうだいいこと思いつきました!
トイレ内側からは四角くニッチみたいにして、トイレ外側にはガラスを近づけて丸い穴を作ろう!
ちょっとわかりにくいので写真で説明です。
まず薄い木枠にガラスを固定します。ちょうど床板の破材があったので、
その溝を内側にしてガラスをはめ込みました。
光に透かすと綺麗です。
間柱を「H」の形に組んでベースを作ります。
このカンナがけ作業、結構楽しいです。調子に乗って削り過ぎそうになりました。
実はトイレ内側の石膏ボードは固定されてて外せない状態なので、
外側から内側の壁をカットして行きます。ややこしや~。
四角く穴が開きました。
木枠にはめたガラスを間柱に取り付けます。
これは外側で・・・。
こちらは内側からみた図です。
内側はニッチ部分なので丸くくりぬいた石膏ボードとか細かいパーツを付けていきます。
ガラスが黄色いのはマスキングテープを貼ったから、傷や汚れの防止です。
外側に見えてくる石膏ボードにも丸い穴を作りました。
ちゃんと位置が合うかなあ。
いよいよはめ込みです。外側からはめ込みます。
ちゃんとはまりました!
内側からはこうなってます。
やりたいことわかりましたか?
外側の石膏ボードも取り付けました。ちゃんと位置が合ってる、良かった!
見える部分が出来てくると楽しいですね。
後はこれに隙間を埋めたりするパテ作業と、漆喰で仕上げて完成します。
また完成したらアップしますね。