たま茶WS Lesson.1 & Lesson.2

R1060731

先週末3月29日(土)、3月30日(日)「たま茶春のワークショップ」Lesson1とLesson2を行いました。

Lesson1 木のカトラリーWS

今回は、木のカトラリーの中でも、ハーブを扱う上で使える、さじ(大さじ)やハーブスコップを中心に、
ある程度こちらで木取りをさせて頂いたものの中から選んでもらい、仕上げてもらうという内容です。

R1060736

たま茶のWSでは五感を大切にすることを心がけております。
もちろん基本的な方法や説明は致しますが、それよりも自分の感じたものを大切に、
手や体や感覚を動かしてもらうこと、そういったことを大切にしたいと考えております。
これはモノヅクリにもハーブについてもです。

まず、木の目について、道具の使い方を簡単に説明して、

実際に削ってもらいます・・・。

IMG_1988

丸くなれ~と祈りをこめつつどんどん作業は進み、時間はあっという間に時間はたっていきました。

出来上がりの写真を撮り忘れてしまったのですが、すごく綺麗なウォルナットの匙ができました。
これから思い入れのある作品を育てていかれるのではないかと思います。

余談ですが、この日のお客様と作業中お話をしていて、海外経験も豊富で、
今いきたいな~と思っている、東欧とかアイスランドとかすごく興味深いお話を聞くことができました。
こうやってモノを通した出会いというのもこういう会の醍醐味でもあるような気がするのです。
どうもありがとうございました!!!

Lesson.2 ヒノキのお箸づくりと拭漆に挑戦WS

この日は、滋賀大学の隼瀬大輔さんにお越し頂きました。
同じように、作り方の説明に加え、木に纏わる色々なお話をして頂きました。

IMG_1997

まずは、薄くひかれたヒノキの板を、ノミで割いていきます。
下の方に見える黄色いクランプで止めて安定させます。

R1060763

そして、箸のサイズに大まかに割いた棒を削って形をそろえていきます。
そこで登場するのは”鉋(かんな)”。

カンナというと大工さん達が真剣な顔をしてシャーッと使っているイメージですが、
この道具は江戸時代以降と割と近代にて使われ始めたもので、シンプルに削るという意味では、
すごく良く出来た道具であり、木工道具の中でも、比較的安全なものでもあるので、
木を削る体験をするにはとてもうってつけなのです。

IMG_2008

まずは、その使い方を・・・。
これは刃の出方を調整している。「みえる??」いや「みえない??」いや「みえた~!!・・・のか」
といった感じで(笑)

R1060754

とにかく、試してみます!様になっております!!

IMG_2009

みな、思い思い削っていきます。そして~

R1060764

皆さんいい感じですね!みんな違うところが面白い!!
(右の菓子切は、少し時間のできた方が端材で作ったものです)

R1060769

しばし休憩の後・・・。

R1060775

そして、いよいよ漆の登場です。
R1060777 R1060783

R1060789

漆は人によってアレルギーがでる場合があるので手袋をしています。
ちょっとずつウェスにつけて薄く丁寧に塗るのがポイントです。

R1060790_1

しあがったものは、乾燥させていきます。乾燥といっても、漆は化学変化によって硬化していくもので、
適度な温度・湿度の条件においておく必要があります。通称”むろ(室)”の中に置いておきます。
今回は大きめの引出しに、アルミホイルをひいて、濡れ布巾をひいて、
写真のように漆を塗ったものをおいて、蓋をしておきます。

このあと、漆を5~10回以上重ねていって完成です。
多くの方が再度来店して、塗りたいとおっしゃって頂きました。
出来上がり楽しみですね!思い入れも増していきます!!

 

このようなモノヅクリの企画これからも、
どんどんやって行きたいと思っております。
ぜひ、お楽しみに!
そして、まだまだ春のワークショップは続きます!まだ席に若干空きございますのでどうぞ興味のある方はお早めに~。

Lesson.3
【オリジナルブレンドハーブティー講座

① 4月6日(日)10:00~12:00 
② 4月12日(土)10:00~12:00 各定員4名 
1,500円(材料費込・クッキー付・税込)

ハーブにまつわるお話をはじめ、実際に10数種類のハーブの中から選んでブレンドして頂き、
お味の変化とバラエティを楽しんでもらいます。ハーブの知識がなくても大丈夫。
あなただけのお茶を探しに来て下さいね。

——————————————————————————————————-
<<申込方法>>

「ワークショップ名」「日にち」「お名前」「住所」「連絡先」
この5つの内容を、
<E-mail> info[at]tamamacha.net / <電話> 075-201-3548/ <問合せフォーム>
よりお伝えくださいませ。
※キャンセルは準備の都合上ご遠慮願います。

●持ち物など
筆記用具・汚れても良い服装

●場所
京都西陣たま茶
〒602-8263
京都市上京区上長者町通日暮東入須浜東町448  詳しいアクセスはこちら
——————————————————————————————————-

<<講師紹介>>
●西山善喬・西山珠日(木工・ガラス/たま茶店主)
昨年夏、古い町家を自ら改装して”たま茶”をOPEN。
ハーブティーをはじめ、オリジナルのガラス・木工作品を製作・発表。