改装をはじめて約半年。
今日は家の中に念願の土がなくなる日です。
え?普通ですか?普通じゃないですか?
・・・
そんなことはさておき、今日は「土間コンクリート打ち」の日です。
土間コンクリートは、色々な目的がありますが、今回の場合、
土や既存の床にコンクリートを被せて湿気を押さえる役目をします。
一般的には、バラスなどを5cm以上重ねて、よく転圧。
その上に、防湿シート(透明のフィルム)を敷いて、鉄筋のワイヤーメッシュを被せます。
このワイヤーメッシュは、コンクリートの補強のために入れます。
そしてコンクリートを流し込みます。一般的には10cm程度の厚みで十分のようです。
ちなみに上の写真は、防空壕の中ですが、床・壁は丁寧な仕事でモルタルで覆われていますが、
戦時中なのでもちろん鉄筋は入っていません。時代によってやり方は様々なようです。
新しいものがよいのか、古いやり方がよいのか・・・。
↑お風呂の下地も打ちます。配管を通すブロックも積んであります。
前日の夜ふけに、砂利の上をこそこそと音立てずにブロックを積む我々。
なかなかの妙技です。
↑滑り台ではありません・・・。
防空壕は高さ2m近くあるので、その床にコンクリートを運ぶとなると大変なことに。
直前に分かったことですが、プロの方々は「シュート」というものを使うらしいです。
これは、なんとかしなきゃと、友人たちと相談して、現場にあった足場板と解体後の床を使って、
ものの数分で即席自作シュートを作りました。なかなかの出来!
そして、いよいよ生コン車到着。
この日は、いつも手伝ってくれるT大明神と木工仲間のKくん。
そして、お世話になっている左官職人のIさんに来て頂きました。見事な鏝さばき!!
えっさらえっさらと生コンを運ぶと、あっという間にシャーシャーという音とともに、
鏝押さえのあとが・・・。
これで一週間程度の養生を経て、ついに土のない生活が・・・。
※この「みせづくり」のコーナーは後から記事を書いているので、
日づけは順不同になっております。しばしの間どうかお楽しみに・・・。