「書家川尾朋子 京都大丸ライブパフォーマンス」
京都大丸のエントランスにて、初めて見る書のパフォーマンス。
普段はちょと天然な感じのふわっとした印象の彼女だけど、この日は違っていた。
凛としてて、すごくかっこいい!たっぷり墨を含んだ重そうな大きな筆を持ち上げて静止。
漆黒の水が滝のように流れ落ちて空間に一本の線を描いている。
はじめて黒って美しいなと感じた瞬間。魂の込められた作品が出来上がってゆく。華奢な体なのにすごくパワフル!
だけど女性らしい柔らかさもあって涙が出そうになった。
モノクロームなのに、美しい色がなぜだか見えたのはきっと自分だけじゃないはず。
この時間は今しかない。まさに瞬間芸。
瞬間芸という点では吹きガラスと同じかなあ。
溶けて柔らかいガラスはすぐにさめて固まってゆく。短い時間の中に気持ちを込めて集中して・・・。
”こころ、彩”
まず自分のこころを彩って楽しんで。そうすることで周りも彩られてゆく。
そんな映像が彼女と書を通してフワーっと見えた。