前回、お届けした木の節のお話の中で、出てきた穴を開けた板ですが、
あれは、屋根の軒先につけることにしました。
さてさてなんでこんな穴を開けるのでしょう。
その答えは、家の壁を作ることに関係しています。
最近良く使われているやりかたに、「外壁通気工法」というのがあります。
これは、簡単に言うと壁の下に、空気の通る道をつくってやって、
万が一壁の中に湿気が入った時に、うまく外に逃がしてくれるようにするためにします。
壁はまず、透湿防水シートをはって、
縦向きに胴縁(どうぶち)と呼ばれる木を取り付けます。
次に横向きに壁の下地、ざら板をはります。
こうすることで、胴縁の厚み部分に空気の通り道ができます。
この通り道の最後の部分は軒先になるので、
普通は、専用の通気金具なんかをつけるらしいのだけれど、
穴をあけて裏側に網戸のネットを貼って、通気孔にしてみました。
お次はサッシの取り付けです。 つづく
最後になりますが、
本日は、雨の中「ものづくりARTtown」にお越し頂きありがとうございました!!