AFTER
急にひんやりとし始めた京都。
それでも、モスクィートさんたちは生命の灯を輝かせているので、
かとりさんはいまだ必需品。
少し間が開きましたが、床の仕上げ(塗装)をしました。
BEFORE
ナチュラルなものよりもオリエンタルな風味を出したいので、
できるだけ自然なオークのぬれ色を目指しました。
市販の自然オイルはたくさん種類があるのだけれど、
それなりにコストがかかるので、オリジナルブレンドにしました。
市販のOSMOやリボスはアマニ油という油がベースになっているのですが、
今回は桐油(テレピン油とブレンド)を使いました。
1.ウエスにたっぷりと油を含ませて、床になじませる。
2.20~30分後、乾いたウェスで余分な油をしっかりふきとる。
(導管の空気と油が入れ替わる時間)
3.1日以上置く。
4.今度は、ムラの無いようにウェスで床に塗る。この時、
毛羽立ちなどが見られる所に関しては#400くらいのサンドペーパー(水)をあてる。
5.再び1日置く、
仕上げも以前使った蜜蝋が余っていたので、
湯銭で溶かした蜜蝋と荏油を混ぜてオリジナルWAXを作りました。
荏油は昔からベンガラの上に塗って町屋の防水に使われていました。
洗車用のスポンジ薄く塗って、スチールウールでしごいて、ウェスでふきとりました。
オイルフィニッシュにしろ、WAXにしろポイントは薄く手早く。
一番上の写真が仕上がりです。
なかなかマットな艶になりまして、良い感じです。
これが時間がたつと飴色になってまた品が出てきます。